大工さんの一日
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数寄屋造り 廊下、船底天井
今日は以前紹介した数寄屋造りの続きで、廊下の船底天井を紹介します。この天井は棟梁が「普通天井をしてもおもしろくないこの廊下の天井は変わった天井をしてみよう」と考えた船底天井です。これは長手方向に廻り縁、こうじ縁と2段に組み、その間に磨き丸太を両端の廻り縁とこうじ縁の高さより高く入れ、竿を細かい間隔に入れ、天井板を張っています。下から見て船底に見えるよう施工してあります。見た感じは真ん中の磨き丸太がアクセントになり上品で丸太が両端の高さより高いので開放感もあります。ペンダントライトもポイントになっていていいです。材料はすべて無垢の杉です。床は地松の無垢ローカ板です。腰板も横張りで縁木、板は無垢の杉です。このように、棟梁は常に昔ながらの工法を活かしつつ、見る人が驚いたり感激したり楽しめるよう他でしないような事を考えたり、いろんな所へ行き参考にしたりして日々絵で書いたりして実行していっています。木が好きで興味がある人なら必ず満足してもらえる家になると思います。
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